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S'entendre cœur à cœur 心で 聞こえる・分かる・通じる・繋がる

Orga 8

お客様とご一緒にお食事をしたりドメーヌ訪問、街から町、小さな村をご案内することは私たちの仕事です
ですが今回のお客様は約1週間我が家に滞在され、その間色んな場所をご一緒したのですが仕事というより一緒にバカンス
どちらがもてなし、どちらがもてなされたか?ちぐはぐな体験をしました .....

長崎から来られた K 様は Jean-Pierre と共通点が多くゴルフと旅行、ワインとおいしい料理を食べることが大好き
好奇心旺盛で共にお同い年の20歳?(笑)
毎日お忙しくお仕事されていますが、ご自身の為に投資や気分転換の為の休暇をしっかり取り分けられるところ
女性的でお洒落でロマンチックなのに毅然としていてかつ心が広く、情深く人間味溢れるおおらかなところはラテン系気質の
男前マダムでした 

シニアソムリエとチーズプロフェッショナルの資格を持っておられ、経緯をお聞きすると
「東京や大阪などの大都市に住んでないのでワインやチーズの知識、本当に美味しいものを手に入れる為には自分が勉強するしかないと思った」

そんなプロフェショナルな彼女に私たちが感心させられたところはそれだけではありません
「私はこの旅に時間をかけて大まかな予定や乗り物の予約、宿泊やガイドを慎重に選びました。でもあとはお2人にお任せ
なぜなら私が「こうしてああして」と言わなくても何曜日に何処に行けば良いか、食事は何処がいいか?
ガイドブックに載ってるレストランや場所が必ずしも良いとは限らないことはお2人が1番ご存知のはずだからです」
とおっしゃって場所や出発時間などすべてを任せて下さいました
そして 「案内する方にもリラックスが絶対必要なの、結果私もリラックスした飛び切り楽しい思いが出来る」
と言って3人で楽しく過ごしたらさっと部屋に戻られ、メール返信や読書
また 「普段のシンプルな生活体験もしたい」 と言われ
マルシェに行ったら別行動、その後集合したらお好みのチーズ、果物や野菜をご自分でお買い物されて
「今日は私の食べたい、料理したいに付き合ってね」 と言われお台所をお貸しすると、ご自分でご用意されたポン酢やお醤油でお野菜メニューを沢山作って下さいました
それを白ご飯で食べたら外食の疲れが取れて本当にリセット出来ました

また「旅では余裕や応用がないと思い出に残る体験は出来ない」と言われました
例えば1つ目の目的地で観光やお食事、散策で時間が延びると 「今日はこれで満足、他のところはまたの機会でいいです」
と言われて終了、ただ予定を無理やりにこなす旅ではないのです
それで偶然遭遇した素敵なマダムと愛犬、子犬を連れた少女に出会って素敵な写真を撮っておられました

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私や Jean-Pierre が通訳のお手伝いをしますが、ドメーヌを訪問してご主人のご説明に熱が入り話が込み合ってくると間を取るのが難しくなった時がありました

K さんはフランス語は話されず、すこし英語を話されます
田舎のフランス人はフランス語だけ、日本語を話さず英語も話せません
ではどうなったのでしょうか?

彼女はソムリエの資格を持っておられたのでどんどんワイン用語、つまりフランス語を使って直接質問し
ご自分で会話されていましたそしてちゃんと通じているのです!
ドメーヌのご主人も私たちを介さず直接彼女に答えておられました
私と Jean-Pierre はこれにはビックリ!これこそ生きた資格なんだと思いました
最後に彼女が 「ここに連れて来て貰った感謝と、このドメーヌとの出会いの記念に今晩3人でシャンパンを飲みたいのであなたご自身のカーヴからスペシャルなボトルを分けてくれませんか?」と交渉されとっておきなシャンパンを分けて頂きました 
これは彼女の熱意が伝わったからに違いありません
年代もドメーヌの名前も貼っていない、美しく厚みと温かみのある瓶から注がれたしっかりとしたシャンパンの味わいは
良い思い出とセットなので長く記憶に残るでしょう

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私とK さん親子ほど歳が違い、Jean-Pierreとは国籍も違うのですがなんだか昔からの長年の友人のような錯覚に陥りました

・ 女性同士人生の話をしたこと
・ テラスで嗅いだ風の匂い
・ ワインについて教わった知識
・ 苦手だったヤギのチーズのおいしい食べ方
・ 感動する機会は歳を取ったら少なくなりそうだが、感謝する心を忘れなければ感動する心は衰えないねと話したこと
・ 普段日本人のお客様がいらしたら日本語で盛り上がって Jean-Pierre に訳さないでいると寂しがるのに
  K さんの心の言葉には訳は要らないらしくて、私が訳しようとすると 「ワカッテイマス」 と断られてしまい笑えたこと
・ レストランで席に着いたら Jean-Pierre がメニューの訳、K さんがワインリストを訳してくださり
  私は何にもしなかった変な体験
・ カリフラワーの湯がき加減はフランス人用と私たち日本人用があること
Que sera sera ケ・セラ・セラ ♪  の歌を3人で歌ったこと

小さなエピソードが積もり積もってボーヌでの最後のお別れは涙でした
その後も続いた南ブルゴーニュの旅でも良いガイドさん達に巡り合われた様で結局、毎日お電話で素晴らしい旅行のご様子
を伺うことが出来ました
友情とは会う数に比例しないと思っていますのでどれだけ離れていようが、次にいつ会えるか分かりませんが
ご一緒に過ごし心を通わせた時間は決して忘れることなく次回まで繋がっていると思います

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Orga1.jpg

繋がる 通じる .....
という つながり でその後こんな不思議なエピソードもありました

ある日 K 様と小さな村を散策しました、そこはアニスキャンディが有名な場所で
「日本人はアニスを知らない人がいるのでお土産に買って行こう」 と言われました
その言葉を聴いて私も閃いて1箱求めました
私には中学生のかわいい文通友達がいて、その少女にまだ知らないこのキャンディの不思議な味を体験して貰おうと思ったから
そうして K 様がお帰りになった日に彼女からエアメールが届きました
「長崎に修学旅行に行きました カステラのキーホルダーが可愛くて2人にお揃いで買いました」
私が彼女を思っていた同じ頃に、長崎で彼女も私たちを想ってくれていたのかと思うと胸がキュンと鳴りました

Orga 2
K さんが地元長崎のお土産にカステラを持ってきて下さり
Jean-Pierre は初めて食べました

ふわふわでしっとり甘くてすごく気に入ったようです
それがなければ彼にとってこのキーホルダーは
単なる四角い目と鼻のあるキャラクターでしたが
カステラをもう知っているので
「なるほどー、オモシローイ、カワイイ」 と喜んでいました



そして翌日には阿蘭陀人のご夫婦がお越しになりました
2人乗り自転車でオランダからドイツ、ハンガリーのブタペスト、イタリアのローマ、フィレンツェ、ベニス
それから南フランスニースから北上して我が家で休まれてオランダに戻られるそうです
2人は長崎の歴史や文化について大変お詳しく Jean-Pierre と 「今日 K さんが居られないのが惜しいね」 と話しました

ご夫婦にこれまでに何処が一番の思い出ですか?とお聞きすると
「綺麗な場所でも意地悪な人がいたり、さほど風光明媚な場所でもないのに出会った人が親切で優しかったりするので場所じゃない、私たちにとって旅で一番心に残り大切なことはコミニュケーションです。言葉が話せなくても4つか5つのその国の言葉だけで十分です」と

NM.jpg 
そしてお2人からも上手に旅するこんな言葉を教わりました
 Buvez, ou allez-vous-en 
飲むか、さもなければ立ち去るかせよ 
共に生活している人の気持ちを損なわぬようにしなければならない

 A Rome il faut vivre comme a Rome 
 ローマにいる時はローマ人がなすようにせよ

習慣に従え、さもなくばその国から逃れよ デンマーク
狼と一緒にいれば吠えなくてはならぬ ヨーロッパ圏 
知っている所では人を尊び、知らない所では習慣を尊べ
 キルギス
 

ここを気に入って下さってもう1泊したい言って下さったのですが残念ながら満室で空きがありませんでした
「来年今度は自動車で今回の良かったところを回ります。必ず寄るのでまた会いましょう」と固い握手と抱擁でお別れしました 

本当に先週は特に祝福された時間を過ごさせて頂きました
こんな田舎にわざわざ来て下さった K
またこれまでに、フランスに星の数ほどある宿やホテルの中から我が家を選んで下さったお客様お1人お1人にも感謝します
そして世界中の国から来られた方と文字通り寝食を共にし楽しく過ごし、毎年1人か2人ずつでも心が通える友人が増える
このすばらしい仕事を与えてくれた Jean-Pierre にも感謝したいと思います

感動とは 感じて 動く ということです
その後の行動に結びつかないならただ感激しただけになります
さあバカンス?は終了 また通常に戻ってコツコツ居心地のよい宿作りに励みます
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Bonjour
 Un couple de tourterelles


フランスワインの最高峰
ブルゴーニュワインを生み出す地
Bourgogne Côte d'Or の
シャンブル・ドットより
四季の便りに感謝を込めて

Chambres et Table d'Hôtes
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